地球温暖化の進行で気象はどう変わるのか?
今は大丈夫でも安心してはいられない。5年先、10年先を見据えた対策を!!
地球温暖化の進行は農業にも大きな影響を与えています。近年、気象の年次的変化だけでなく、月単位、週単位、日単位の変動幅が大きくなり、
雨の降り方も今まで経験したことのないような豪雨となって洪水や土砂災害も発生しています。
本書では、日本各地の気象の変化の傾向を解析し、今後の稲作における留意点を説明しています。
高温や日照不足はイネの収量・品質・食味を低下させる要因ですが、基本技術を適切に行うことや土づくりによる地力向上で、被害を軽減することができます。
気象の変化に対して迅速に対応できるように備えておきましょう。
目次より 1.気候変動を知る 2.水稲への影響 3.気候変動への備え 4.高温障害軽減対策
雨ニモマケズ 風ニモマケズ・・・・
日照りの時は涙を流し寒さの夏はオロオロ歩き・・
昔は冷害や干ばつが多かった。
現在は地球温暖化の影響により、今まで経験したことの無いような暑さ、数十年に一度というような豪雨が各所で頻発しています。
この図から何が分かるだろうか。
高温障害による影響が全国に広がっており、関東以西などは収量および一等米比率ともに低い値となっています。
本書では、このような図をもとに高温障害による影響と、その対策について解説しています。
高温により白未熟粒が発生し米の品質が低下します。
米粒が高温によって白濁して見えるのは、胚乳細胞の肥大過程でデンプンの蓄積が不十分でデンプン粒間に隙間が生じ、光の乱反射が生じるためです。
白未熟粒の白濁部位の違いはデンプン蓄積の異常のあった時期を反映しています。


